日下部太郎

日下部太郎

日下部太郎

  • くさかべたろう
  • 生没:弘化2年(1845)~明治3年(1870)
  • 弘化2年(1845)、福井城下の江戸上町(現、福井市宝永4丁目)150石の藩士の家に生まれた。
    慶応3年(1867)23歳のとき、福井藩第1号の海外留学生となって米国に渡り、1年間の英語学習の後、ニューブランズウィック市のラトガース大学に入学した。勉強熱心な太郎は成績抜群で、多くの人々から賞賛されたが、学費の不足による苦しい生活と気候風土の違いにより、卒業を目前にして病に倒れ、26歳の若さで世を去った。
    ラトガース大学では、その死を惜しみ、卒業生名簿に太郎の名を加えるとともに、首席卒業生だけに贈られるファイベーターカッパー協会のゴールドキーを贈り、その生涯をたたえた。

関連史跡

【日下部太郎・グリフィス像】

【日下部太郎・グリフィス像】

所在地:福井市中央3丁目

日下部太郎とグリフィスの交流が縁で、福井市とニューブランズウィックが姉妹都市を提携して20年となったのを機に設置した。
※平成15年設置

【堕涙碑】

【堕涙碑】

所在地:福井市中央3丁目5-4(福井市グリフィス記念館)

日下部太郎を惜しみ、2人の絆を語り継いでいくため、昭和51年、福井青年会議所が市立図書館横に建立。平成27年、福井市グリフィス記念館開館に伴い移転。