佐々木小次郎

  • ささきこじろう
  • 生没:不明
  • 剣豪宮本武蔵との巌流島の決闘で有名な佐々木小次郎は、謎に包まれた伝説の人物であるが、武蔵の死後、彼の門人たちの話を熊本藩士豊田正剛が記録し、その子孫によって江戸時代中期に整理された『二天記』という書物によれば、「岩流(佐々木)小次郎は、「越前宇坂の庄、浄教寺の産」で、同国の冨田勢源の家人となって幼少より稽古を見覚え、成長して三尺余(約1m)の大太刀をもって勢源の打太刀を勤むとある。

関連史跡

【佐々木小次郎銅像】

【佐々木小次郎銅像】

所在地:福井市浄教寺町(一乗滝前広場)

修行に取り組む小次郎をイメージしている。※平成13年設置

【冨田勢源道場跡地石碑】

【冨田勢源道場跡地石碑】

所在地:福井市西新町

冨田勢源は越前浄教寺村に生まれ、西新町に剣術兵法中条流の道場を開いた。中条流は剣術の3古流派のひとつで、現代剣道の源流ともなっている。越前朝倉氏の政権安定とともに隆盛を続け、全国から修行者が集まり勢源の教えを受けた。※平成15年設置