権現(堂)川

【権現(堂)川 石碑】

【権現(堂)川 石碑】

所在地:福井市田原2丁目地係り(泥上げ敷き内)

この水路は、江戸時代に城下の飲料水確保のために、福井藩祖結城秀康によって設けられた芝原上水の端末に当る。松本通りに沿った水路と福井城の外堀からの水路が合流し、北西に流れ、底喰川に合流する。底喰川の合流点付近に架かる「権現(堂)橋」が川名の由来と考えられる。
権現(堂)川は「水と緑のネットワーク整備計画」に基づき平成18年4月福井市により整備された。この整備には、権現(堂)川が憩いの場として活用され、後世に伝える地域の宝となっていくことへの、「権現川を守る会」をはじめ地域住民の方々の熱意と期待が込められている。
なお、現在地から上流に当る北陸道(呉服町通り)と流路の交わる地点に架けられた橋は、流路に合せて斜めに架けられたため、「筋違橋(すじかいはし)」と呼ばれた。