「雪月花」「花鳥風月」の言葉があるように、「月」は四季の風景や自然の美しさの中に取り上げられ、古くから親しまれてきました。月が日ごとにうつろう様子や、やわらかく差し込む光、また時には冷たくもある輝きは、私たち 日本人の心に大きな影響を与えているのではないでしょうか。文学の世界では、その姿に心を寄せて、これまでに多くの詩歌がうたわれてきました。
幕末福井の歌人・橘曙覧にも月にまつわる歌が数多くあり、四季折々の月夜の静かな情景をよんだ作品や、自らの生き方と月の姿を重ね合わせた歌などがあります。
本展では、曙覧が月をよんだ和歌に注目します。あわせて、『万葉集』や『古今和歌集』など月の名歌として知られる作品をご紹介します。関連の館蔵資料とともに、どうぞ楽しみください。
展示解説&曙覧さんトーク
担当学芸員が展示内容の解説を行います。
曙覧さんに関する疑問や質問にもお答えしますので、お気軽にご参加ください。
7月12日(土)
8月17日(日)
9月27日(土)
14:00~(30分程度)
※予約不要、要観覧券
愛宕坂茶道美術館とのコラボ企画
愛宕坂でお茶しましょ♪菓銘「曙覧さんのお月さま」
10月13日(月・祝)
①13:00~ ②14:00~
展示見学のあと、月をイメージしたオリジナルお菓子とお抹茶をお楽しみください。
※事前の申込みが必要です。
くわしくはこちらをご覧ください。
→愛宕坂でお茶しましょ♪