幕末の歌人・国学者 橘曙覧
当館は橘曙覧が暮らした「黄金舎」跡に平成12年に開館しました。橘曙覧は、心豊かな歌をよみ、『橘曙覧遺稿志濃夫廼舎(しのぶのや)歌集』を残しています。その中に52首の連作「独楽吟」があります。生活の中にある素朴な「たのしみ」をよみ込んだ独楽吟は多くの人の共感を得ています。
「藁屋」復元コーナー
曙覧は住まいを「藁屋」と称し、暮らしていました。その家の一部を推定復元しています。
そのほか館内にパソコンコーナ、クイズなどをご用意しています。
第1展示室(企画展示)
橘曙覧および郷土文学に関する企画展示を行っています。秋には隔年で特別展を開催します。(展覧会のご案内)
第2展示室(常設展示)
曙覧の生涯、業績、交流人物等を紹介しています。中央には「独楽吟」 全52首をイメージポールで表示しており、歌を気軽にお楽しみいただけます。
「曙覧の世界―独楽吟人形―」
作 : 人形作家 石井美千子
曙覧の情感あふれる52首の独楽吟の中から3首を人形とジオラマによって表現しています。平成独楽吟募集10周年を記念して制作しました。
図書閲覧室
橘曙覧に関する書籍や郷土資料を閲覧することができます。
映像コーナー
曙覧の生涯、歌、学問などについて映像でわかりやすくご紹介しています。・曙覧の生涯(11分)・曙覧の文学そして学問(10分)・曙覧を巡る人々(12分)・独楽吟(7分)
橘曙覧親子像〔庭園内〕
曙覧は家族を大切にした人でした。その曙覧が幼くして亡くした三女健子との仲むつまじい様子を銅像にしています。
五嶽テラス
館建設前まで、館のある場所には福井藩第16代藩主・松平春嶽が名付けた料亭「五嶽楼」がありました。由緒ある料亭であったことからテラスに名付け、みなさんにご紹介しています。テラスからは福井の街並みを一望することができます。四季折々に変化する景色をお楽しみください。
庭園