展覧会

企画展「冬の情景をうたう」

開催期間
2023年12月7日(木) 2024年3月10日(日)
場所
第1展示室
嵐のような風が吹き、「雪おこし」「雪雷」と呼ばれる雷が鳴り響くと、北陸ではいよいよ雪のシーズンとなります。
幕末の福井に暮らした橘曙覧にも、雪は身近なもの。
雪の降る冬の情景をさまざまに歌にしています。

曙覧にとって冬は得意な季節ではなく、「寒さに堪えかねて、こたつにしがみつく」(『橘曙覧書簡集』より)毎日であったようですが、雪のある景色に心ひかれ、数多くの和歌を残しています。
特に朝の雪の美しさは格別だったようです。
冬の生活をうたった作品もあり、当時の暮らしぶりを伝えてくれます。
本展では、雪国福井に暮らした曙覧の作品より、晩秋から冬の情景をうたった作品を中心にご紹介します。
あわせて、関連の館蔵資料を展示します。

会 期 令和5年12月7日(木)~令和6年3月10日(日)
休館日 月曜日(祝日の場合は翌平日休館)
    年末年始(12月28日~1月4日)

【展示解説&曙覧さんトーク】
12月17日(日)、1月27日(土)、2月18日(日)
14:00~(30分程度)
※予約不要、要観覧券
担当学芸員が展示内容の解説を行います。
曙覧さんに関する疑問や質問にもお答えしますので、お気軽にご参加ください。