橘曙覧が楽しみをよんだ連作「独楽吟」には、お茶の時間を楽しむ作品があります。
たのしみは木(こ)の芽瀹(に)やして大きなる
饅頭を一つほほばりしとき 曙覧
「木の芽」はお茶、煎茶のこと、「瀹(に)やす」はお茶をいれること。
楽しみなことは、お茶をいれて大きな饅頭を一つ口にほおばったときだ。
――甘い物が大好きだった曙覧にとって、おいしいお茶と饅頭を食べるひとときは、至福のひとときでした。
執筆や読書の合間、文豪たちもさまざまにお茶の時間を楽しみました。
本展では、橘曙覧を入り口に、泉鏡花、室生犀星、中野重治ほか、近代以降の文学者のお茶の時間にまつわる作品やエピソードをご紹介します。
妻が丁寧にいれうほうじ茶を味わっていた作家や、毎日緑茶をたくさん飲んだお茶好きの作家など、12人の姿に注目します。
【展示解説】
4月20日(土)
5月12日(日)
14:00~(30分程度)
※予約不要、観覧券が必要です
【近隣の展示情報】
お隣の愛宕坂茶道美術館では
特別展「日本茶々茶お茶紀行 幻の茶を訪ねて」(会期:2024.3.2~5.12)を開催中です。
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